【オススメ!】「英作文ハイパートレーニング和文英訳編」の使い方

「大学入試英作文ハイパートレーニング和文英訳編」は大学入試用の英作文参考書の中では最も完成度の高いものと言っても過言ではありません。和文英訳編とありますが、自由英作文対策として使っても何の問題もないです。
単純に英作文のための文法が学べるだけではなく、使える語彙や語法を含む文例と解説が盛りだくさんですし、別冊には暗記用の例文がまとまっている上、CDまでついています。
英作文を練習して身につけてもらうための工夫がなされているのです。自由英作文対策の人は例文暗記もしていくと良いでしょう。
私が最もオススメする英作文の参考書「大学入試英作文ハイパートレーニング和文英訳編」について徹底解説します!
「大学入試英作文ハイパートレーニング和文英訳編」について
概要
科目 | 英語 |
出版社 | ピアソン桐原 |
目的 | 英作文 |
難易度 | 一次試験〜難関大レベル |
分量 | Lesson1~66・復習問題・役立つ文例集など |
使用期間 | 1ヶ月〜受験当日まで |
疑問文の英作といった簡単なものから始まるので、はじめて英作文の勉強をする人でも安心です。とりあえずこの1冊さえこなしておけば、英作文で大きく失敗することはないでしょう!
使用目的
- 英作文のための文法を学ぶため
- 役立つ語彙や語法を知るため
- 重要な例文を暗記するため
和文英訳・自由英作で必要となる基礎力を勉強するのが目的です。すべてこの1冊でまかなうことができます!
難易度
- 一次試験〜難関大レベル
「いきなり英作文の勉強は難しそうだ…」という人も安心です。疑問文の英作といった簡単なところからはじまります。
対象者
- 一次試験レベルの英文が楽に読め、二次試験で英作文が出題される受験生
英語の基礎ができてない人がいきなりはじめても効率は悪いです。リーディングのほうがライティングよりも配点は高いので、一次試験レベルの文章がある程度は読めるようになったと感じるまでは後回しにするのが良いでしょう。
おすすめポイント
初心者から難関大受験まで
中学校で習ったはずの「疑問文の作り方」から始まります。英作文が苦手な人であっても、まずはこの一冊から始めてみましょう!
簡単なレベルだと思って、不安に思う人もいるかもしれませんが大丈夫です。難関大学でよく出題される、自由英作文の対策なども付属の例文を暗記すればできます。
文法を軸とした解説!
初級者や中級者の人にとっては、いきなり実践的な英作文の参考書を使ったり、添削を受けるのはハードルが高いものです。この参考書では、文法事項に沿って中学レベルの簡単な英作文から一歩ずつ学んでいくことができます。
文法が苦手であっても問題はありません。英作文を書くのにそれほど難しい文法は必要ないのです。英作文に必要十分なレベルの文法事項のみが並んでいます!
文法項目別に配列された66のレッスン
英作文を書けるように厳選された文法事項を66集めて、それぞれトレーニングができるようになっています。
1つのレッスンあたり見開き1ページ程度となっており、学習が進みやすい構成になっています。文法事項の基本から、使い方の解説、ポイントのまとめなど、使う人のことを考えた内容が盛りだくさんです!
復習問題がある
6〜7レッスンごとに1回ずつ、8題の復習問題が準備されています。しっかりと勉強した後に自分の力で解いてみて、学習内容の復習と定着を図ってみましょう!
解答例や解説もしっかりとあるので、自分だけで勉強を進めることが可能です。独学の人でも安心して進められます。
入試問題に挑戦できる
入試の過去問と解答があるので、実際にどのようなレベルの問題が出るのかを解いて体感することができます。
これももちろん、復習問題に負けないほどの豊富な解説量です!
英作文に役立つ語彙・語法をまとめた文例集がある!
英作文を書く上で、不可欠な語彙・語法を含む155文例を巻末に解説付きで収録しています。
やはり英作文を書くためには、66のレッスンで学んだ文法事項だけではなく、ある程度の語彙や語法も必要なのですが、それもこの参考書1冊で勉強することができます。
別冊に例題暗唱文例集とCD
各レッスンの冒頭にある例題2題の日本語と英訳を見開きで掲載しています。それだけではなく、「日本語→ポーズ→英語→英語」の順番で収録したCDもついているのです。
今までやってきた文法事項の復習ができるだけではなく、例文暗記をすることで自由英作文の対策も兼ねることができます。
デメリット・欠点
超難関レベルの英作文には物足りない
初めての人から、大抵のレベルの大学の対策にもなる参考書ですが、京大などの一部のハイレベルな英作文を出題する大学には物足りないです。また、例文暗記だけでも自由英作文などの大きな対策にはなりますが、まだまだ練習も必要でしょう。
この1冊をしっかりこなして基礎をじっくりと身につけてから、個別の大学の対策をしていくのがオススメです!
効果的な使い方
まずは66レッスンをしっかりこなす
66のレッスンが完璧になるまで勉強していきましょう。ここで学習する文法事項が後々の基礎になって生きてきます。
各レッスンの勉強方法は以下のとおりです。
- 例題(日本語)の英訳を自分で考えて書いてみる
- 解説を読んでみて間違えていそうだと思ったら、新しい解答を考えて書いてみる
- まとめでポイントを確認する
- 解答例・別解・解説を見ながら、どこが間違えているのか、どこがポイントなのかをよく研究する
- スラスラと言えるようになるまで、解答例を何度か音読してみる
- 余裕があれば例題の英語訳を暗記する
もう文法事項は完璧!と言えるくらいまで、66レッスンを何周もしてください。
別冊とCDを使って例文を暗記する
66レッスンを勉強していくのと並行して、別冊とCDを利用しながら勉強してきた例題の英文を暗記していきましょう。
日本語をみて、スラスラと英語訳が出てくるようになったら、さらに何周か暗唱してください。一度暗記できたからといって、すぐに勉強をやめてしまうと忘れてしまいます。覚えたばかりのものは、そのあと何度か勉強してみると忘れにくくなることは脳科学的に明らかになっているのです。
復習問題で確認
- 66レッスンをこなして、例文も暗記できてきた人
- 何周もするのに飽きてきたから新しいことをしたい人
以上の人は、復習問題でいままで勉強してきたことを確認してみましょう。単語が分からなくて解けないなら大丈夫ですが、文法事項に穴がある場合は、もどってダメだった箇所を復習して下さい。
66レッスンと例文暗記を通して英作文の基礎力を養ったので、復習問題を通して実践練習をしていくのが良いでしょう。
役立つ文例集で語彙・語法の勉強
以上のことができたら、巻末の英作文に役立つ文例集を使っていきます。
知らない語彙・語法をどんどん覚えていきましょう。文例を音読してみると覚えやすいでしょう。知っているものであれば、時短のために飛ばしても構いませんが、余裕があれば一緒に勉強すると良いです。
レッスンの例文暗記は既にしたと思うので、ここでの例文を暗記するまでは必要ありません。余裕があれば…程度に考えておくと良いでしょう。
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