【親の中学受験体験記】中学受験で東大生の母親がやった事と経験した事

子育て・教育

※この記事は管理人の母親が書いています。

なぜ中学受験をすることにしたのか

当時はゆとり教育の真最中で、小学校は完全週休2日、計算は電卓、円周率は3でした。国の政策は、少しずつゆとりを脱している途中でした。しかし、このままでは遅すぎる、たくさん勉強して多くを学んでほしいという思いが、中学受験をするきっかけです。また、上場企業に就職した人は、一流の大学をでていると思いますが、その前は私立中高一貫校の出身者が多いとわかったからです。

どのようにして進学塾をえらんだか

まず中学受験の前にどのくらいのレベルに達しているのか知るために、日能研の全国一斉テストを受けさせました。ここでSクラス(上位クラス)の合格をいただきました。ある程度できることがわかったので、進学実績が一番伸びているサピックスに入塾を決めました。そこに至るまで、いくつかの進学塾での経験を紹介します。

日能研

中学受験の塾の大手なので、いろいろな中学の情報をしっかりもっており、安心感があります。入塾審査は厳しく、だれでも入塾できるわけではありません。一クラスの人数は30人程で、お弁当を持たせなけばなりません。共働きで忙しい方には、事前に弁当を作っておけば、遅くまで帰ってこないので、いいかもしれません。

日能研の教材は事前に学習してから授業に臨むというものです。予習し授業を受け、自宅に戻って復習することは、確かに学力を定着させるのに良い方法だと思います。しかし、親が事前に予習をさせる自信がなかったこと、クラスの人数が多いこと、弁当を持たせるのが面倒だったことなどの理由で入塾しませんでした。

市進学院

実は長男を小学校5年生で、市進学院に入れて、中学受験をさせました。ここに決めた理由は家から近く、授業の終わりが早いということでした。通っている子どもは、近所から来ている子が多く、とてもいい雰囲気です。

しかし、6年生の夏ごろになり、志望校を武蔵中学校に絞った時に、親子共にかなり不安になりました。武蔵中学の受験は、他の学校とは少し違い、記述が多く、知識があるだけでは解けない問題があり、それなりの対策をしていかなければならないからです。

残念なことに、そこまで武蔵に特化した先生がいなく、中学生向けの参考書の問題で記述の対策をしたり、不安が増すばかりでした。

早稲田アカデミー

そこで、早稲田アカデミーの武蔵NNコースに入会し、ダブルで塾に通うことになりました。この塾は、個別に先生がFAXを使って添削してくださり、心情を読むということにかなり力を注いでくれました。

すでに6年生の夏になっているため、早稲田アカデミーに塾を変えることはせず、武蔵のコースにだけ通うことにしました。通常クラスに通っている方に聞くと、夜11時ぐらいまで先生と勉強していることもあり、かなり熱い塾です。鉢巻を巻いて、皆で闘魂注入するスタイルは、親子共に最後まで慣れませんでした。

長男は無事に武蔵中学に合格できました。

サピックス

長男のようにダブルで塾に通わせることは、お金がかかり、負担も大きいので、進学実績が伸びている塾としてサピックスを選びました。ここは入塾審査が甘く、かなり広い範囲のレベルから入塾が可能です。と、いいますのは15クラスのレベルに分かれているからです。(校舎によってクラスの数は変わります)

サピックスは少人数制のクラス分けで、テストが頻繁にあり、成績が悪ければすぐ下位クラスに移動しなければなりません。その重圧に耐えられず、やめていく子もいます。教え方が上手なできる先生は、上位クラスにいるようです。

テキストは、レベルによって授業でやる場所が違います。わかりきった細かい解説が記載されていないことがあり、下のクラスから上がってくることは、難しいと思えます。

どの塾でも同じだと思いますが、何人の子が有名中学に合格できたかで、翌年の入塾希望者の数が変わってきます。経営から考えても、上位クラスに力を入れることは、当たり前のことです。

家庭の方針によって、志望校を選ぶことが大切です

特色がある私立中学を見極めるには、学校説明会に行きましょう

私立中学を受験するにはどこがいいかと考えた時、自宅から一番近い学校が武蔵中学校でした。武蔵の理念は自調自考です。自ら調べ、自ら考える。男子御三家の一つではありますが、進学率が低迷し、知名度は高くありません。

第二、第三志望校を考えるためにも、いくつかの学校の説明会に参加しました。

中学高校の一貫教育をしている私立中学は、各学校により独自の授業を行っています。先取り教育をしている学校は、高校2年生までに高校3年生までの授業を終わらせ、残りの1年間を受験対策にしています。また、グローバル化を意識している学校は、海外留学に力を入れ、修学旅行も長期の海外に行きます。

大学の付属になっている中学があります。内部の成績がよければ、そのまま有名大学に進学できます。勉強をガツガツさせたくない、のんびりとした学生生活を送らせたいのであれば、その選択もあるでしょう。どのような学校に行かせたいかは、各家庭の方針によると思います。

子ども自身が行きたい学校があるといっても、所詮はまだ12年の経験の浅い考えです。親や塾の先生、友達の言葉などに大きく影響を受けます。ある程度は、親が決めて、子どもと良く話し合い、親子共に行きたい学校を見つける必要があります。

我が家は、いくつかの学校をみれば、みるたびに武蔵中学を第一志望校にしたくなりました。勉強はやらされるものではなく、自分でやるものであり、そうでなければ伸びていかないと思っていたからです。

中学受験は日程が大切です

お試し受験として、埼玉県の学校からスタートしました。都内の受験解禁日は2月1日ですが、埼玉県や神奈川県は1月からはじまります。第一志望校を受験する前に、合格が可能であろう学校を選び、受験の雰囲気を味わいます。お試しで受けた学校は、応募人数の6倍の受験者が来ていました。

お試し受験をする場合は、合格したらすぐに入学金を払わなけらばいけないかどうか、確認しておかなければなりません。入学金は、第一志望校の結果が出たあとで、大丈夫な学校を選びましょう。

何校でも受験することは可能ですが、子どもの体力と気力、受験料もかかりますので、よく考え絞り込まなければなりません。中学受験をするほとんどの家庭が、進学塾に行っているので、塾の説明会に行けば受験の知識を得ることができます。

塾に通ってわかったことは、学校の勉強ができても簡単に私立中学は受からないということです。塾は小学校の授業内容より、かなり高度なことをしています。しかし、小学生が習う範囲を大きく外れて学習するわけではありません。算数は中学生が使う公式を使えば、簡単に解くことができても、公式を使わずに解きます。他の教科も同じく、小学生の勉強を深く、学習していきます。

受験日程は、第一志望にあわせて組んでいきます。第一志望校は2月1日のみの受験のため、2日は第三希望の学校を受験し、3日は第二希望の学校に願書をだしておきました。すでにお試し受験で埼玉の学校の合格をいただいていたため、安心して受験することができました。

無事、第一志望に合格したため、結果がでる前の2日の第三志望校を受験して、中学受験を終わることができました。

中学受験をさせる親がすべきこと

親が勉強をみるかどうかは、進学塾の方針に関係しています

サピックスに通い、親が勉強を教えたことはありません。予習の必要がないため、授業に参加して、宿題をするだけです。よくわかっていない親が、安易に問題の考え方を解説すると、子どもは混乱します。問題の解き方は、中学受験ならでは、というものがあります。

ただし、時々、何を勉強しているのか、宿題をしているか、確認していました。また、こどもが宿題をしている横で、読書をしたり、パソコンをしたり、ひとりで受験しようとしているわけではないと安心感を持たせました。目が届くリビングで勉強させていたのは、そのためです。

子どものメンタルを支えることが大切です

もっとも親が手助けしたのは、メンタル面です。なんといっても電車に乗って通う面倒さで、毎回のように愚痴を聞かされていました。嫌ならやめていいよというのですが、必ずやめないといっていました。息子に何故かと問うと、ここでやめたらいい学校に行けなくなるからだそうです。常に上位クラスにいたため、このままなら上位の中学に受験することができると思っていたのでしょう。

また、怠けているとすぐ下のクラスに落ちてしまうため、よく頭痛がするといい、病院に連れていったことがありました。もちろんどこにも異常はなく、精神的につらいことがあったのでしょう。塾に行かせる前は、おだてて促して、決して怒ったり怒鳴ったりせず、安定した気持ちで送り出す努力しました。時には好きなお菓子を与えたり、車で駅まで送ったり、見放さず多くを口出しせずサポートしたつもりです。

親のストレスをどこかで発散させましょう

子どもに無理をさせすぎていないだろうか、本当に子どものためなのかどうか、と思うことがありました。中学受験をさせることは、子どもだけではなく、親もかなりのストレスをかかえます。子どもに愚痴られ、イライラした感情を押し殺ろすつもりが、逆切れしてしまうことだってありました。

子どものいない時間に、息抜きできる時間を作ってください。人によって息抜きの仕方は違うと思いますが、多くの女性は、共感できる人と話すことではないでしょうか。同じ中学受験をしている母親とおしゃべりして、ストレスを発散し、子どもにはできるだけ笑顔で対応できるようにしましょう。

中学受験が終わったら、同じようにしてはいけません

親の参加は中学受験までです。中学受験をする大概の家庭は、親が関与していたと思います。問題は、そのまま中学生になっても親が関与していることです。子どもは思春期を迎え、親の意見をすべて受け入れてはくれません。反発があらぬ方向に向かないことを願います。

勉強は、自分でやらなければ意味がありません。やらされた勉強は伸びていきません。自分から学ぼうという気持ちがあれば、自然と勉強する姿勢になっていきます。いままで「勉強しなさい」という言葉をいったことはありません。

ことあるごとに、なぜ勉強が必要なのかといってきました。勉強ができれば、将来やりたいことの幅が広がるからです。いい大学に行くことがすべてではないですが、勉強ができて損することはありません。

 

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