【完全保存版!】勉強法・記憶法・暗記法の全てを東大生が徹底解説する

勉強法

*長い記事なので、後で見返せるようにブックマークしておくことをオススメします

勉強というのは常に必要になるもの。

学生であっても社会人であってもそれは変わりません。

記憶をするというのは、脳科学的にどのようなことなのか、そして効率の良い勉強方法はどのようなものなのかを徹底的にまとめました。

これさえ読めば、勉強方法についての全てがわかります。

勉強法について、これでもかというほど書いたので、とても長い記事になります。ブックマークするなどして時間のある時にゆっくり読んでください!

まずは記憶について脳科学から学ぶ

勉強は、何かを学び、記憶し、自分の知識・経験とするためにあります。

勉強法について学ぶ前に、記憶するとはどういうことなのかを知りましょう。

記憶について知ることで、どうしたら効果的に記憶できるのかを理解することができます

記憶とは神経細胞が作り出すもの

記憶の正体は一体何でしょうか?

簡単にいうと、「記憶をする」というのは「脳の神経細胞が新たな神経回路を形成すること」です。

つまり、神経回路の形成のプロセスがわかれば、効率よく勉強ができます。

まだざっくりとした説明なのでもう少し詳しく説明します。

脳は神経回路によってできたネットワーク

神経細胞というのは、その名の通り神経を形成する細胞のことです。

人の脳というのは神経細胞が繋がり合い、巨大なネットワークを形成することができています。

この神経細胞同士の繋がりこそが神経回路のことです。

つまり神経回路の形成とはどういうことか

今までの説明をまとめると、「神経回路を形成すること」・「記憶をすること」は、神経細胞同士のつながりを強くしたり、新たに形成したりすることなのです。

新しく回路ができることで、神経信号と呼ばれるものがその回路上を流れるようになります。

脳はこの神経信号を使って、情報を処理しているのです。

短期記憶と長期記憶

人の記憶には短期記憶と長期記憶があります。

記憶というのは、忘れやすい短期記憶を経由して、必要な情報だけを忘れにくい長期記憶に蓄えるのです

つまり、「どうやって長期記憶にするか」が効率よく勉強する上で大切になります。

短期記憶は海馬に保存される

はじめて記憶したものは、脳の海馬と呼ばれる部分に短期記憶として保存されます。

海馬は容量が少なく、すべてを記憶しておくことができません。

次々と覚えるべきことが出てくるので、すぐに忘れてしまうのです。

長期記憶は海馬を通して大脳皮質に保存される

重要だと海馬に判断された短期記憶は、大脳皮質と呼ばれる部分に長期記憶として保存されます。

覚えておくべき重要な記憶かどうかは、海馬が判断しています。

では重要な情報とは一体どんな情報でしょうか?

長期記憶になるのは「命にかかわる情報」

結論から言うと、長期記憶となるのは「命にかかわること」です。

生物として重要なことは生き残ることになります。

生きるために必要な情報は、長期的な記憶となるように進化してきました。

海馬は命にかかわるほど重要な情報を、長期記憶にするべき記憶と判断しているのです。

長期記憶にするために脳を騙す

しかし、私達が勉強したいこと自体は、命に直接関わってこないことがほとんどです。

そのため、「長期記憶にするほどいかに大事な情報なのか」効率よく脳を騙す方法こそが、効率の良い勉強法となるのです。

ただ漫然と勉強をしていても、脳が必要な情報と判断しないので、覚えることはできません。

長期記憶になるほど重要な情報だと、脳に勘違いさせるように勉強しましょう!

勉強する前に知っておいてほしいこと

勉強しても覚えられないのは当たり前

先ほど、短期記憶から長期記憶に変わるのは「海馬が命に関わる重要な情報と判断した記憶」と言いました。

つまり、勉強してもほとんどが短期記憶で止まってしまい、なかなか長期記憶にならないのです。

「勉強してもすぐに忘れてしまう…」と嘆く必要はありません。覚えられないのは、人間の脳の機能から考えると当たり前のことだからです。

ひたすら反復して脳に重要だと勘違いさせるのが基本

長期記憶にするためには、大切な情報だと海馬に勘違いさせる必要があります。

そこで基本となるのは、反復により、何度も短期記憶として覚え直すことです。

ひたすら情報を海馬に送り続けることで、海馬も「何度もやってくる情報だから重要な情報に違いない」と勘違いしてくれます

覚えたことを忘れてしまったら、また覚え直しましょう。それも忘れてしまったら、また覚え直してください。

何度も何度も繰り返し勉強することで、最終的には長期記憶となっているはずです。

忘れても脳には記憶が残っている

忘れても繰り返し勉強することが重要だと述べました。

しかし、脳から丸々勉強した痕跡が消えてしまったら、忘れてから勉強し直しても意味が無いことになります。

大丈夫です。ちゃんと脳には「神経回路」という形で海馬に勉強した痕跡が残っているのです。

また何度も繰り返し覚え直すことで、潜在的に保存されていた情報を取り出せるようになっていきます。

無意識に残った記憶には期限がある

忘れた記憶も、「神経回路」という形で海馬に残っていると言いました。

しかし、短期記憶として海馬に一度蓄えられた記憶は、1ヶ月ほどしたら完全に痕跡がなくなってしまいます。

海馬の容量は小さいので、どんな情報かによっても変わるのですが、短くて1ヶ月ほどのようです。

完全に痕跡が消える、1ヶ月よりも前に復習をすると良いでしょう。

すぐに覚えられる人と覚えられない人の違いは?

そうは言っても、勉強してすぐに覚えられる人もいます。

これは「あいつは自分と違って頭が良いから」という問題ではありません。

もちろん、一部の突出した天才はいるものですが、それはほんの少数の人だけです。「東大生でもそんな天才は1割もいない」と言えばわかってもらえるでしょう。

多くの人にとって、脳みその違いはそれほどありません。大きな違いは、勉強方法の違いなのです。

繰り返しは学習の基本ですが、勉強方法を工夫するだけで、脳を騙して重要な情報だと勘違いさせ、覚える速度を上げることができます。

復習の最適なタイミング

エビングハウスの忘却曲線を利用して復習する

エビングハウスの忘却曲線について聞いたことある人も多いかもしれません。

人間は忘れる生き物です。どれだけ興味深く聞いたことでも、どれだけ重要な事項であっても、「命に関わる情報」でなければ自然と忘れてしまいます。

エビングハウスの忘却曲線を利用して、覚えたことを完全に忘れる前に復習をすることで、効率よく長期記憶にすることができます。

そもそも忘却曲線とは

エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス(Hermann Ebbinghaus)が実験により導いた「人が時間経過により覚えたことをどれだけ忘れるか」を表した曲線です。

エビングハウスは、被験者に「意味の無い文字列」と「意味のある文字列」を覚えさせ、どれだけ覚えているかをテストしました。

実験により、以下の図のような結果が得られました。

図によると、一度覚えたことをどれだけ覚えているかというと、

  • 20分後:58%を覚えている
  • 1時間後:44%を覚えている
  • 1日後:33%を覚えている
  • 6日後:25%を覚えている

というようになります。

驚くべきことに、1時間立つとほぼ半分以上を忘れていることになるのです。

復習すると時間が経つにつれて楽になる

ウォータールー大学のページに以下のような図があります。

引用:https://uwaterloo.ca/campus-wellness/curve-forgetting

これは、忘れる前にどれだけ復習すると、最初に覚えた時と同じ100%の状態になるかを表した図です。

一度覚えた時から以下のタイミングで復習をすることにより、忘れにくい長期記憶を作ることができるのです。

  • 24時間以内に10分の復習をする
  • 1週間以内に5分の復習をする
  • 1ヶ月後に2~4分の復習をする

何度も復習することにより、長期間経っても少しの復習だけで済むので、時間が経つにつれて楽になっていくのが特徴です。

結論:結局どのタイミングで復習するか

今までの話をまとめて、僕がオススメする最適な復習のタイミングは以下の4回です。

  • (可能なら)その日のうちに一回
  • 翌日
  • 1週間後
  • 1ヶ月後

一度覚えたことは、1時間で半分以上忘れてしまうので、可能なら当日中に一度復習することをオススメします。

短期間に何度も情報が脳に入るので、海馬も重要な情報だと勘違いしやすくなるのです。

効率的な勉強方法の具体的戦略

長期記憶にするために、基本は復習することが重要になってきます。しかし、勉強法を工夫するだけでさらに効率よく学習を進めることができます。

以下では具体的にどのようにすると効率良く勉強できるかの例をあげてみます。

全ての勉強方法が合う人はいないと思うので、自分に合った勉強方法を取り入れて、いくつか組み合わせてみると良いでしょう。

自宅でやると効率良く勉強できます。詳しくは、自宅だからこそ集中して効率よく勉強できる!独学で合格した東大生が伝えますを参考にしてください。

声に出して思考を整理する

僕が最もオススメする方法です。

よく分からなかった部分や、ようやく理解できた部分を声に出すことにより、内容が自分の中で整理されます。

すると、自然と集中ができ、長期記憶にも残りやすくなるなど、様々なメリットがあるのです。発声という動作を伴った学習をすることにより脳が刺激されて、通常よりも覚えやすくなるのです。

恥ずかしいと思うかもしれません。しかし、ちょっとした工夫で効率が段違いに変わってきます!

自分に教えるかのように説明してみる

声に出して思考を整理する際は、自分自身に教えてあげるかのように説明してみると良いです。

人にものを教えるというのは、少しでもあやふやなところがあると、うまくいきません。その内容を完全に把握して、自分の頭の中で整理されている必要があるのです。

説明しようとすることで自分の中でどこがあやふやなのかがすぐに分かります

また、効果はそれだけではありません。人に教えるというのはかなり高負荷のアウトプットになるので、かなり記憶に残りやすくなります

参考書なども音読する

英語の学習でも正しい方法で行う音読は有効ですが、他の科目でも音読することは有効です。

参考書や教科書などを黙読するだけでは、集中できていない場合は「目が滑っていくだけで全然中身を理解していない」という状態になることがよくあります。

声に出したり、音読したりすることにより、自分がどれだけ集中しているかが分かりやすいです。やってみるとわかりますが、もしも全然内容を理解していないで読んでいたら「集中できていないな」ということがすぐに分かります。

また、内容が整理されるので難しい内容でも理解しやすくなります。黙読だけでは文章全体の内容が頭に入ってこないためになかなか理解ができなくても、声に出して読むだけで集中できるので内容が頭に入ってきやすいです。

暗記などのインプットは夜にやる

記憶というものは夜寝ている間に整理されます。

そして、睡眠中に整理される記憶は夜の一番新しい記憶からになります。つまり、朝に勉強した古い記憶が整理されるのは後ということになるのです。

それゆえ、寝る前に最後にしたことが一番記憶に残りやすいです。暗記などの勉強するときは夜にやるのが最も効率が良いでしょう。

夜遅くまでSNSやネットサーフィンなどをやってしまうのは、睡眠の質も下がってしまいますし良いことはありません。

寝る時に今日勉強したことを思い出してみる

さきほど、寝る前に勉強したことが一番記憶に残りやすいということを言いました。

つまり、寝る直前に一日勉強したことを軽く復習するだけで、その日に勉強したことが全て、寝ている間に整理されるのです。

もちろん全てを復習することは難しいかもしれません。しかし、一度学習したことなら、最初よりも圧倒的に楽に復習ができるはずです。軽くでもいいので、一度見直してみてください。

30分以内の昼寝をする

毎日集中して勉強できればよいのですが、人間はそんなに都合よくできていません。眠くなって集中できないときもあるでしょう。

集中して勉強するためにも昼寝をすることをオススメします。目を閉じて脳をしっかりと休めることにより、昼寝後の勉強を集中して行うことができるのです。

一番良い時間帯は昼食後の13時頃です。食事を取った後は、消化にもエネルギーを使うので、眠くなってしまいます。その時間帯に勉強をしても集中できないので、かわりに昼寝をして頭を休めると良いでしょう。

30分以上寝てしまうと、深い睡眠に入ってしまうので、起きても逆に頭がボーッとしてしまい、夜も眠れなくなってしまいます。昼寝をするときは、絶対に30分以内に起きるようにしてください。

運動をすることで脳に刺激を与える

脳は復数の部分を刺激することでより活性化されます。勉強を長時間続けると、脳の一つの部分が刺激され続けるので、機能が低下して効率が悪くなってしまうのです。

運動などによって、脳の別の部分を刺激することにより、疲れた脳を活性化します。すると、脳が活性化することにより、集中力や記憶力も良くなるのです。

また、勉強中に足踏みをしたり、走りながら音声で勉強したりすると、運動の刺激と勉強によって脳が刺激されるので、記憶に残りやすくなります。

オススメなのが、家で逆立ちをすることです。脳に運動という刺激を与えるだけではなく、頭よりも高い位置に心臓が来るので、脳へ血液が届きやすくなります。

逆立ちが苦手な人は、腕立て伏せの体勢を維持してみたり、うつ伏せになって足を上に上げてみると良いでしょう。

青ペンで勉強する

「青ペンで勉強すると良い」なんて話をどこかで聞いたことがあるかもしれません。青ペンで勉強するメリットは2点あります。

1. セロトニンが分泌される

青色を見るとセロトニンという幸せホルモンが分泌されます。このセロトニンというものには様々な効果があり、

  • 目が覚めて集中できる
  • ストレス軽減
  • 体調がよくなる

などがあります。さらに、抗重力筋という部分が緊張することにより、姿勢が良くなるとともに、まぶたや顔の筋肉も刺激されるので、引き締まった顔立ちにもなります。

2. ペンで勉強すると消すことができない

これは青ペンならではというより、ペンでの学習で言えることですが、当然ペンで勉強すると消すことができません。

つまり、間違えて書いてしまうと、二重線を引くなどして消すという普段とはしない動作をすることになります。

人間は、印象に残る何らかの体験をすると、それを覚えやすくなります。間違えて書いてしまったという経験も、この「エピソード記憶」というものに分類されて覚えやすくなるのです。

「ストップウォッチ」や「タイマー」でタイムプレッシャーをかける

制限時間を決めて勉強を進めることで“タイムプレッシャー”の効果が働き、勉強の効率も上がります。

集中力がさがった状態でダラダラと勉強しても、効果は思った以上に出てこないものです。

終了がもうすぐだと思うことで、集中力があがり、効率よく勉強をすることができます。

少し自分への負荷がかかるので大変ですが、今までと同じ時間で、もっと大きい成果を得ることができるでしょう。

教科書や参考書に書き込みまくる

本はきれいに使いたい方も多いかもしれませんが、教科書や参考書に書き込みをして「自分専用の参考書」にするのも良いでしょう。

本に書かれている内容だけではよく分からなかったところの説明や、関連する項目などを余白に書き込むことで、自分専用の参考書になり、あとで見返した時によく分かるようになります。

そして、一番のメリットは、書き込むことで印象に残りやすくなることです。詳しい説明や、関連する項目をよく調べて、さらにそれを書き込むことになります。これだけのことをすると、その部分の内容がよく整理されて頭に入り、長期記憶にも残りやすくなるでしょう。

勉強を面白いと思う

とても大事なことなのですが、軽視されがちなことだと思います。

勉強をつまらないものだと思ってやっても、なかなか集中してこなすことはできません。「好きこそものの上手なれ」というように、勉強は面白いことだと思うのが非常に大切なことの一つです

そうはいっても、面白くないものは面白くありません。そういうときは、自分の好きな科目から勉強してみたり、制限時間で自分で覚えたかどうかをテストしてみるなどのゲーム性を取り入れてみたり、様々な工夫をしてみると良いでしょう。

勉強している時に、無理矢理にでも笑顔を作り、面白いと言葉にしてみるのも良い方法です。面白いのだと行動することにより、脳が本当に面白いと勘違いし始め、段々と面白くなっていきます。

勉強すればするほど、成績も上がっていくでしょう。勉強ができれば段々と面白くなっていくこと間違いなしなので、好循環が生まれます。

モチベーションを上げる方法

勉強嫌いの人にとって一番の悩みは、「そもそも勉強に取りかかる気が起きない」ことかもしれません。

まずはモチベーションを上げて、勉強を始める方法が必要でしょう。

勉強時間を記録する

勉強時間を記録するだけで、モチベーションが上がってきます。

自分がどれだけ勉強したかを実際に視覚化することで、達成感を得ることができます。

昨日の自分に比べて、今日の自分の勉強時間が少なければ悔しい気持ちになり、翌日もっと頑張ろうと思うでしょう。逆に、昨日よりも多く勉強できたなら、かなり嬉しいでしょう。

勉強法の記録についてもいろいろな方法があります。

ストップウォッチで記録

ストップウォッチなどを利用して勉強した時間を測定してノートなどに記録することで、何をどのくらい勉強したかがすぐに分かるようになります。

制限時間を設けることでタイムプレッシャーの効果も得られるので、一石二鳥です。

「ぬり絵勉強法」

やり方は非常に簡単です。

用意するのは、方眼紙と色ペン。15分勉強するごとに1マスずつ塗っていだけです。

勉強時間が積み上がっていくので、自分の努力が視覚化されモチベーションにも繋がりますし、科目ごとに色分けすることで勉強バランスがひと目でわかります。

受験生へ

基本的な勉強法は以上のことを参考にして進めてください。

科目ごとに詳しく勉強法を解説してあるので、以下も参考にしてみてください。

参考 【完全保存版】東大生が独学での受験英語勉強法を教える!

参考 偏差値70が取れるようになる物理の勉強法とオススメ参考書

参考 ゼロから東大レベルまで!化学の勉強法とオススメ参考書まとめ

勉強法のおすすめ本

記事を書く際にも参考にさせてもらいました。

記憶の仕組みや、効果的な勉強法についてさらに詳しく知りたい方は見てみると良いかとおもいます。

おわりに

勉強法・暗記法についてできる限りまとめてみましたが、まだまだいろいろなものがあると思います。

ですが、この記事が少しでも勉強する際に参考になれば幸いです。

コメントなども受け付けているので、「こんな風にするともっと効率的に勉強できた」などがあったらぜひ教えてください!

参考サイト
Retrieval: Getting and Forgetting (Part 8 of 14)
Curve of Forgetting | Campus Wellness | University of Waterloo
東大生・京大生がおすすめする勉強法を10個まとめてみた【StudyHacker人気コラムまとめ】
受験勉強の効果を上げる運動とは?

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