「英語上達完全マップ」のおすすめ教材まとめ

英語学習

「英語上達完全マップ」は森沢さんが提唱した英語の学習方法のことです。マップに目を通されていない方は一度目を通されることをおすすめします。

マップの公式サイトにもオススメ教材などが掲載されていますが、マップが書かれた当時の参考書の情報が多くあまり参考にならないと思います。

そこで、現在使える新しい英語教材を含めて、どのような教材を使えるのかをまとめてみたので、参考にしてください。

トレーニング別教材

トレーニング開始前

マップのトレーニング方法は、今までに少しでも英語を勉強したことが対象になっています。

これまでの積み重ねが全くない人は、トレーニング開始前に最低限のことをこなしておく必要があるでしょう。

発音矯正

軽視されがちなことですが、一つ一つの単語の発音ができるか・理解できるかが、後々の学習効率に大きく関わってきます。
もちろんこの本だけで発音が完璧になることはありません。しかし、ある程度ここで発音の基礎を身に着けておくことで、今後のリスニングや音読を通して良い発音に近づけていくことができます。

英文法の全体像把握

英文法に不安がある方は、英文法の全体像を文法書で把握しておきましょう。マップで英文法は問題集を通して学習するものですが、これではバラバラとした知識しか入ってきません。はじめに全体像をつかんだほうが効率的に学習ができます。
少々厚く感じるかもしれませんが、「一億人の英文法」は他の文法書よりもとっつきやすく書いてあります。すべてを暗記する必要はまったくないので、何度か通読するだけならそれほど時間はかからないでしょう。

瞬間英作文

瞬間英作文は、スピーキングとライティングのトレーニングの要になります。このトレーニングを後回しにすると、「TOEICなどで高得点が取れるようになっても英会話ができない」という状態になる可能性があります。

第1ステージ用

中学生レベルの英文を文法事項ごとにトレーニングする第1ステージ用の教材です。

まずは言わずとしれた森沢さんが書いた瞬間英作文用の本です。通称「どんどん」。中1レベルの230文から始まって、中2レベルの340文、中3レベルの220文を、シンプルなレイアウトでトレーニングすることができます。
瞬間英作文のやり方もちゃんと書いてあるので、まずはこの本から始めるのが鉄板でしょう。瞬間英作文のやり方もちゃんと書いてあるので、まずはこの本から始めるのが鉄板でしょう。アマゾンのレビュー件数が400件を超えるほどのベストセラー本です。
音声は「日本語→ポーズ→英語」となっているので、音声だけで瞬間英作文のトレーニングを行うこともできます。

文章が自然な英語ではないと否定する人も多いですが、この段階では細かいことにとらわれずに中学文法を使いこなせることを目的としています。そこまで気にしなくても大丈夫です。むしろ、こなれた表現をトレーニングしようと思って、文法事項からそれてしまうことの方が問題になるでしょう。

瞬間英作文系のトレーニング本の中でも、かなりのクオリティを持つ教材です。ここ最近の語学書でのベストセラーの一つ。書籍に書いてある使い方もありますが、瞬間英作文トレーニングのための本として使うこともできます。
例文数は約300~400程度と「どんどん」に比べると少ないです。その分一文一文への解説に多くのページが当てられています。「どんどん」の前に使用するのが良いかもしれません。

この参考書の日本語は、普通の日本語だけではなく、英作文しやすいように英語の語順で並べられているのも特徴の一つです。
音声データも6種類あり、それを例文ごとに聞くことができるという利点があります。

第2ステージ用

文型ごとにトレーニングした第1ステージとは違い、文型をシャッフルさせた第2ステージ用の教材です。

森沢さんが出している第2ステージ用の教材です。通称「スラスラ」。「どんどん」と同様のレイアウトなので、「どんどん」に慣れた方はこの教材を使うと良いと思います。
前半は短めの英文を文型をシャッフルさせて並べているのでいいトレーニングになるのですが、後半のコンビネーションは複雑で長い日本語を瞬間英作文するので難しく感じるかもしれません。その場合は一旦後回しにして、別のトレーニングを先に行うのが良いでしょう。

文型ごとがバラバラなのは良いのですが、文脈がないのでどの文法を使うべきなのか分からないときもあります。実際に使用することを考えると、長文問題集でシャッフルトレーニングをするほうが良いかもしれません。

先程の「スラスラ」の続編です。こちらには先程の「スラスラ」にあった後半のコンビネーションが無くなっているので、全文が短めの瞬間英作文用の例文になっています。
コンビネーションで行き詰まった方は、一旦こちらの「おかわり」でトレーニングをしてから戻ってくるという選択肢があると思います。

東進ハイスクールが出しているレベル別長文問題集の1つ目。1000円以内と安いです。
瞬間英作文用教材として紹介されることはほぼ無い教材ですが、こちらは第2ステージの教材としてオススメです。

オススメする理由はいくつかあります。まず、これは中学から公立高校入試レベルの英文で構成された英語長文問題集で、レベル的にはちょうど良いです。この手の長文問題集はレベルの高いものが多く、瞬間英作文のシャッフル教材としては不向きなものが多いのですが、丁度いいレベルの英文で構成されています。
さらに、英文の構文解析があるので、どうしてその日本語訳になるのかが理解できます。見開きページに構文解析と日本語訳があるので、瞬間英作文しやすいレイアウトでしょう。
CDが付いているのも大きなポイントです。発音を確認して、変な発音の癖がつかないようにできます。

こちらもシャッフル教材として紹介されていることがあまりない教材の一つです。Z会が出版している長文を読みながら文脈と一緒に英単語を覚えるというコンセプトの本「速読英単語」の中学版です。

レベル的にはちょうど良いですし、Z会が出しているだけあって中身の英文の質はある程度信用できます。段々と難しくなっていくので、最後の方の瞬間英作文が難しくなってきたら途中で切り上げるのもありでしょう。CDが別売りなのがたまに傷ですが、本体だけなら1000円以内で買えます。

日栄社が出しているいちばん優しい長文問題集です。とにかく安いのが特徴で、300円台で買えます。
日本語訳は別冊の解答にあるので、瞬間英作文をしやすいレイアウトではないです。上記2冊をこなしたら次の候補にはなるでしょう。
同様に日栄社が出している英語長文の発展編もあるのですが、中学レベルを超えてきそうだなという印象です。

第3ステージ用

第3ステージは、中学文法から抜け出して様々な表現を獲得する段階です。

辞書ですが、目的は巻末付録にある「暗記用例文300」です。第2ステージを終えた人にとって、英文は瞬間英作文をするにちょうど良いレベルと長さです。一つ一つに簡潔な解説がついており、気になったら本体の辞書で文法事項を調べることができるのもメリットです。

300文覚えれば英語がスラスラ喋れる!「英作文のための暗記用例文300」とそのデータというサイトで、300文のJSONファイルが提供されています。JSONファイルをCSVに変換して、Ankiなどのフラッシュカードアプリに入れるのも良いでしょう。

英語上達完全マップを10ヶ月やってみたのひとも一押しの構文集です。文法別に中学レベルを超えた構文のトレーニングを行うことができます。例文も瞬間英作文に適度な長さになっています。

「ロイヤル英文法」か「入試英語最重要構文540」のどちらかを使えば、ひとまず構文別の学習は終わりにしても良いレベルになるでしょう。あとは、会話表現や気の利いた表現を目的に応じてトレーニングすれば良いと思います。

番外編

もともとは文法の問題集なのでマップの文法の学習もできるのですが、CSVをAnkiなどのフラッシュカードアプリに入れて学習したい方にオススメの教材です。知名度が他の教材に比べて高くないですが、デフォルトで2000を超える英文と日本語訳のエクセルファイルと音声がついてくるという素晴らしい教材です。

エクセルをCSV形式で保存して、フラッシュカードアプリに音声とともにインポートすることで、瞬間英作文の学習がものすごく捗(はかど)ります!
音声も1文ごとに分けてあるので、Ankiであれば例文ごとに音声を再生することも可能です。

レベルは中学生レベルから大学入試レベルまで様々なので、使う場合は第1ステージと第2ステージを短めに済ませてから第3ステージを兼ねて使用するのが良いと思います。

音読

音読は総合的な英語力の獲得に欠かせないトレーニングです。英文の構造を意識しながら音読する必要があるので、難しすぎないものを選ぶ必要があります。

中学レベル

もともと英語が得意な方にとっては少しもの足りなく感じるレベル教材です。簡単なら飛ばしても大丈夫でしょう。

森沢さんの出版した音読トレーニング用の本です。はじめの一冊をこれを選んでおけば問題ないでしょう。中学レベルの英文で構成されているので、中学レベルの文法事項が分かっていれば問題なく理解ができると思います。
音声も、マップのやり方に合うようにポーズ付きの音声がついています。他の教材ではポーズ付きの音声はなかなか無いので、学習しやすいです。

瞬間英作文でも紹介した本です。もともとは長文問題集なので、音読にも使えます。構文解析というページがあり、英文の構造を解説してくれています。中学レベルでも少し不安な場合はちょうど良いでしょう。
この本のように解説が詳しく、さらにCDまでついてくる中学レベルの長文集というのはほとんどありません。「みるみる」が合わなかった方はこちらを使ってみると良いと思います。

高校レベル

このレベル帯をある程度終えたら音読も終わりです。あとはリスニングや多読がメインになるでしょう。CD付きの大学入試用英語長文問題集を使うか、以下の教材を使うことをオススメします。

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文脈で英単語を覚えるというコンセプトの単語集です。CDは別売りですが、人気の英単語帳だけあって英文の質が高く、Z会公式の解説が無料で見られるなど素晴らしいできです。
高校レベルから大学入試レベルまで取り扱っているので、後半部分を音読するのは難しいと思います。ある程度やったら中断しても良いでしょう。

文法

英語の学習をするにあたって、文法は避けては通れません。一度しっかり勉強したことがある方は高校レベルから始めても良いでしょう。トレーニングの性質上、空所補充問題が多くすぐに答えが参照できる形式のテキストが使いやすいです。

中学レベル

あまりマップの形式に適した問題集を発見することができませんでした。良いのがあれば教えて下さい…
とりあえず人気そうなものを載せておきます。

高校レベル以上

大学入試用の問題集か、TOEIC・TOEFL用の教材を使ってトレーニングをしていきます。マップのトレーニングに適した形で、かつ解説が豊富なものを選ぶ必要があるでしょう。

見開きの左側に問題があり、右側に解説がある形式で、一文一文の音声も聞くことができるイチオシの問題集です。例文と日本語訳のエクセルファイルもついてくるので、瞬間英作文にも利用しやすいです。
唯一の欠点は、空所補充形式の問題が多くは無いことでしょう。しかし、問題と解説の量と質は他のものに比べるとトップレベルですし、そこまで大きなデメリットでは無いと思います。

精読

学習初期の段階では音読する前の教材を精読するだけで良いですが、ある程度文法の学習が進んだら一度精読で本格的にトレーニングしましょう。

大学受験用

言わずと知られたベストセラー。一昔前はこの本だけで英語で高得点が取れたこともあったそうです。時間はかかりますが、しっかりこなせば読めない英文が激減します。あとは英単語を知っているかどうかというのが問題になるでしょう。

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精読を簡単に済ませたい方はこちらをオススメします。薄い教材で50問ほどしかありませんが、こなせば複雑な構文の英文でも読み通す実力が付きます。

多読

語彙制限本である程度読解を進めたら、単語の学習とともに段々とレベルを上げていくと良いでしょう。語彙制限本は面白い本が多いわけではないので、もともと読むのが得意な方は多読を後回しにして、先に単語を覚えてしまうのもありかもしれません。

Kindleがオススメ

多読を快適にしたい方は、Kindleを使用するのが最強です!
おすすめ理由は以下の記事を参考にしてください。

Kindle Unlimitedでさらに快適に

Kindleを使うならKindle Unlimitedを検討してみることをオススメします。Kindle Unlimitedはアマゾンのサービスで、定額で本が読み放題になります。
ラインナップはそこまで多いわけではないですが、ハリーポッターなども読み放題です。30日間無料で体験できるので、原著でハリーポッターを読んでみたい方は一度試してみると良いでしょう。
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リスニング

高校レベルの音読が終了したら、リスニングを始める段階です。

Audible

またアマゾンから素晴らしいサービスが出ました。本の朗読(オーディオブック)を提供するサービスです。日本語の朗読ももちろん、洋書の朗読もちゃんとあるので、英語学習にも最適です。

僕は防水のワイヤレスイヤホンを利用して、

  • Kindleと共に聞き読み
  • ジムでトレーニングしながら聞く
  • お風呂に入りながら聞く

などをしています。英語学習が捗ること間違いなしです。
コイン制になっていて、1ヶ月に1コインを受け取り、そのコインをオーディオブックに交換する方式になっています。オーディオブックは聞いたあとでも返品してコインに戻すことが可能です。
無料体験で1冊分のコインを手に入れることが可能です。
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Hulu

定額動画配信サービスで海外ドラマを大量に視聴することができます。アマゾンの動画配信サービスでは、英語字幕を表示することができないので英語学習にはあまり向かないのですが、HuluやNetflixなどのサービスでは英語字幕付きのものがいくつもあります。

海外ドラマを日本語字幕で視聴してから、英語字幕を読みながら聞くこともできるので、楽しみながら学習を続けることができるでしょう。

ボキャビル

英語学習を進めれば進めるほどネックになってくるのが語彙力です。大学受験などで求められる語彙数が5000単語程度なのに対し、児童書や簡単な洋書が読めるようになるのが8000単語ほど覚えてからで、通常の本を読むには1万数千単語ほどが必要になります。

Anki

やっとここまで来ました。この記事を書いた一番の目的がAnkiを紹介することです。
Ankiは分散学習を利用したフラッシュカードアプリです。覚えたいものをフラッシュカードにして覚えることができます。多少パソコンが使える方であれば使いこなせるようになるでしょう。

大量の英単語を忘れずに記憶するためには何らかの工夫が必要です。Ankiは分散学習の概念を利用しているので、忘れないように復習間隔を自動で設定してくれます。
Ankiをオススメする理由が本当にたくさんあるのですが、いくつかあげると

  • 復習間隔を自動かつ適切にマネジメントしてくれるので暗記そのものに集中できる
  • CSVデータからフラッシュカードを作成可能
  • 様々なデバイス間でデータを同期可能
  • カスタマイズの自由度が高く、簡単なHTMLやCSSを学習すれば自分の好みに編集できる
  • 音声データをフラッシュカードに紐付けることが可能
  • フラッシュカードの検索機能がある

などたくさんあります。
特に学習者がどのように復習するかを管理する必要がなくなるというのはかなり強力です!
今までの単語学習は相当ストレスが溜まるものだったのだと認識させられます。

CSVデータからフラッシュカードを作成可能なので、データさえあれば自分自身で一つ一つフラッシュカードを作る必要もありません。(もちろん一つ一つデータを追加することも可能です。)

もちろん、英単語学習だけではなく、暗記したいことならなんでもフラッシュカードにすることができます。僕は単語学習だけではなく、瞬間英作文もAnkiで行っています。

マップの単語学習のやり方とはずれてしまいますが、SVL(究極の英単語)をAnkiに入れて、12000語レベルの語彙力を身に着けてしまうのがオススメです。

Anki用のCSVデータの作り方は以下の記事を参考にしてください。

最後に

マップを参考に学習する方の助けになれば幸いです。

他にオススメの教材などがあれば、コメントをいただけると泣いて喜びます。

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