ゼロから東大レベルまで!化学の勉強法とオススメ参考書まとめ

化学

生物と化学、物理と化学などと、組み合わせは変わりますが化学は理系の学生のほとんどが受験する科目です。

理系だと暗記が苦手な人が多いかもしれません。化学は暗記と計算の比重が同じくらいあるので大変に感じるでしょう。しかし、理解するべきポイントがわかれば、暗記する量は大幅に減少するのも化学の特徴の1つです。

東大入試で60点中53点を取った僕の経験を活かして、ゼロから難関大レベルまでの勉強法をまとめました。コツコツ勉強すれば僕のように、頭が悪くても東大レベルだって解けるようになります。

高校化学の範囲

化学には

  • 理論分野
  • 無機分野
  • 有機分野

の3つの分野があります。これらを1つずつ勉強していくことになりますが、無機と有機を勉強するにあたって、理論分野の基礎知識が必要になります。

理論の基礎を知らないと、無機や有機を勉強するのにはかなり骨が折れます。「化学基礎」は理論分野の基礎的な部分を網羅しているので、まずはそこから勉強すると良いでしょう。
化学 範囲

勉強の指針

まずは理論を勉強しよう

理論分野はすべての基本となります。無機・有機分野であっても、化学反応式やモルの計算などの理論分野で習った概念が頻繁に登場します。

「化学基礎」の部分をこなせば、無機・有機分野をやるための必要最低限の知識は得られます。だからといって、「化学」の理論分野の学習を後回しにするのはオススメしません。理論分野の応用的な話であっても、他の分野の理解を深めるための助けとなります。特に、理論分野の勉強で得た計算能力は、そのまま無機と有機の計算にも使えるのです。

無機は全てを暗記する必要はない

「無機は暗記」とよく言われ、実際に教科書や一部の参考書を見ると、大量の化学反応式などを暗記するしかないように感じることがあります。

しかし、後に紹介する「福間の無機化学の講義(大学受験Doシリーズ)」などの参考書を見てもらえば分かりますが、無機の暗記量は理解によって大幅に減らすことができます。

どうしてその反応がおきるのか、似たような反応にどのようなものがあるのかなど、反応機構を理解することによって、暗記をしなくても、自分で化学反応式を作ることができるようになります。

難しそうに聞こえるかもしれませんが、理論分野の勉強を通して、化学に慣れるので簡単に感じるでしょう。

また、この反応機構などの理解を通して、化学の力がつきます。一時しのぎの詰め込みではないので、ひねった問題であっても解けるだけの応用力が得られるのです。

有機はパズルのように解く

有機の問題はパズルのようなものが多いです。反応や性質などから、どのような有機化合物なのかを当てる問題などが頻出です。

問題を解くための基本的な知識さえあれば、ゲームのように楽しむことができるかもしれません。

慣れれば得点源になるというのも特徴の1つです。この「パズル」を解くのに慣れていれば、計算量も少ないことが多いので、高得点も狙えます。

語呂合わせを有効活用する

嫌いなひとも多いかもしれませんが、語呂合わせは化学の学習において有効な手段の1つです。

先程、無機は全てを暗記する必要はないと言いました。それでも化学は、物理や数学に比べて覚えるべきことが多いです。

暗記を難している要因の1つは、規則性の少ないものを大量に覚えなくてはならないことでしょう。周期表やイオン化傾向などの元素の並び順や、炎色反応の色などを覚える必要があります。

そこで役に立つのが語呂合わせです。参考書やネットにのっている語呂合わせを覚えてもよし、自分で作ってもよしです。

注意点としては、理論の理解によって減らせるはずの暗記までも、語呂合わせで覚えないようにすることです。理解が少ないと、応用力はつきません。

使えるサイトのリンクをのせておきます↓
語呂合わせと徹底整理で攻略する高校無機化学(目次と語呂合わせのまとめ)
高校化学語呂合わせ

高校化学の分厚い参考書(研究)を買おう

高校化学の内容を網羅した、分厚い辞典のようなものを買いましょう。「研究」と名がついたものが多いです。教科書の順番をそのままに、内容を濃くしたような参考書です。

これらの参考書は、教科書で書き切ることができなかったことが多く載っています。何か疑問点が生じたときにすぐに調べることができるよう、一冊手元においておきましょう。

分厚いので全文を読み切るのはかなり難しいでしょう。しかし、僕は理論分野だけでも全文読むことをオススメします。理論分野を読んでおくと、化学の反応機構や計算方法などをより深く理解することができます。無機や有機にも応用が効き、化学が得意になること間違いなしです。

下でオススメの研究を紹介します。

化学の新研究

一番オススメのものです。シンプルなレイアウトに加えて、775ページと内容も充実しています。

基礎から、教科書ではあまり説明されていない内容まで解説してあります。化学の本質が理解でき、ひねった問題も解けるだけの学力が身につきます。
多くの教科書の標準的な単元配列となっているので、これがあれば教科書はいりません。

欠点は、内容の充実性の分、文字が細かくなっていることでしょうか。

内容に関して、色々と批判がある本でもありますが、高校化学の範囲では問題がないと思います。大学レベルの内容を持ち込むと、たしかに無理のある説明などはありますが、それは教科書にだって言えることではないでしょうか。

詳しいことはこの記事を参考にして下さい↓

手元に必ず置いておけ!! 「化学の新研究」は全受験生必携!
僕が最もおすすめする参考書、「化学の新研究」を徹底解説。難関大学突破のためのバイブルといっても過言ではありません!

総合的研究 化学

2012年4月からの新学習指導要領対応商品。
難易度の高い内容には「発展」の印をつけ区別してあるので、レベルに応じて使い分けることができます。

化学の新研究が気に入らなかった人はこちらがいいでしょう。大学教授が書いているので内容も安心です。

図録を見てイメージしよう

実験などを通して、物質や反応を覚えてくのが理想なのですが、すべての実験をやるだけの時間や機会はないでしょう。

そこで使えるのが化学図録です。有機化合物は気体・液体・固体と様々なので、便覧でイメージがつかめますし、無機分野の化学反応や実験を視覚的に覚えることができます。

気になるものや、覚えられない分野を重点的に見ておくと良いでしょう。

レベル別オススメ参考書

センターレベル

理論・無機・有機化学の講義(大学受験Doシリーズ)

おすすめ度★★★★★
難易度センター〜難関大レベル

理解するべきポイント・覚えるべきポイントが分かりやすくまとめられた上で、確認のための問題や、入試問題から選んだ演習用の問題などがあります。

別冊には、暗記するべきものがまとめられており、赤シートでチェックできるようになっているため至れり尽くせりです。

これは参考書として完成度が高く、かなりオススメです!! まずはじめに手に入れるべき一冊といってもいいでしょう。

化学の新研究とDoシリーズで理解→Doシリーズで演習 という流れもいいと思います。

この記事も参考にして下さい↓

超オススメ参考書「鎌田の理論化学/福間の無機化学/鎌田の有機化学の講義」を解説したい!
化学の勉強をはじめるならまずはこの参考書からやるべきだと言えるくらい、完成度・網羅性・分かりやすさが完璧な「鎌田の理論化学の講義」・「福間の無機化学の講義」・「鎌田の有機化学の講義」について徹底解説します!

化学一問一答【完全版】

一冊あるとなにかと便利な一問一答。化学は特に覚えることが多いので、知識の確認にかなり重宝します。センター試験前などにあると便利です。

東進の一問一答は質のいいものが少ないイメージがありますが、これは計算問題やその解き方までのっているので、かなりおすすめです。

Doシリーズで覚えたことを、こちらでチェックするのもありでしょう。

化学基礎に関しては、別売りになっていることに注意してください。

二次試験レベル

化学重要問題集ー化学基礎・化学

おすすめ度★★★★☆
難易度難関大レベル

言わずと知れた名問題集の化学編。解説が素晴らしいです。Doシリーズが終わったらこちらをやりましょう。

毎年問題が少しずつ差し替えられているので、最新の傾向を把握しながら解くことができます。

2周か3周する価値のある問題集だと思います。なぜなら、化学はこの問題集にのっているような標準的な問題が重要だからです。ほとんどの大学ではこのレベルしか試験に出ませんし、応用問題も標準問題がしっかりわかっていれば解けるようになっています。

難関大学レベル

化学の新演習

おすすめ度★★★☆☆
難易度最難関大レベル

長文の問題や難問題を集め、多くを改題してまとめた問題集。重要問題集が終わった後にやるとちょうどよいレベルです。「化学の新研究」と同じ著者。

問題選定や演習量に関しては素晴らしいと思うのですが、計算に関する解説が少しイマイチです。有効数字が適当だったり、計算ミスをしていたり、そもそも立式が間違えていたり、遠回りな解法で解いていたりと色々あります。ですが、このレベル帯に他にちょうどよい問題集がないのでこれをオススメにしました。僕も他にやるものがなかったのでこれをやったのですが、理論的な問題の解説や定性的な考察などはよくできていて、実力がかなり上がった実感があります。

解説の間違いに気づけるレベルの人がやるべき問題集という意味でも、難関大学レベルの問題集でしょう。

有機化学演習

おすすめ度★★★★☆
難易度難関大〜最難関大レベル

一冊で有機化学の基礎を学び、演習ができる参考書。有機化学が頻出する大学を受験する人や、有機化学が不得意な人にオススメです。

どこかの大学は有機化学が毎年出て配点も高いそうです。自分の受けたい大学での傾向を調べて、有機化学が重要ならしっかりと対策しましょう。

レベル的にはそれほど高くないかもしれませんが、有機分野に特化しているので、やるなら標準的な問題集が終わってからでしょう。

新理系の化学問題100選

おすすめ度★★★☆☆
難易度最難関大レベル超え

化学の新演習のレベルを超えて、通常の受験生にとってはやり過ぎなレベルの問題集です。東大でも余裕がある人以外はやる必要がないでしょう。

思考が必要になる長文の過去問から100問を選んであります。

難関大医学部を目指す人でもトップレベルの人がやるものでしょう。やるとしたら、まずは標準的な問題集を完璧にこなしてからになると思います。

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